* マルティノンの受難,ジャン・サルコジの登場


左:Jean Sarkozy 右:D.Martinon

「僕,もうダメかも・・・」というマルティノン(写真右)と,(キミもたいがいダメんずだけど)(のパパ)がつい
てるじゃないか!」
というジャン・サルコジ(写真左)の声が聞こえてきそう。ま,結局ジャンは,マルティノンを
見捨てたわけだけど。


来月3月の市長選挙を控え,パリに隣接する高級住宅街としても名高いヌイイ市がにわかに
騒がしい。事の始まりは,与党(UMP)公認でヌイイ市長選に出馬することが決まりかけてい
たエリゼ宮広報官,ダヴィッド・マルティノン氏に,内部から噴出した反発。---というのも,こ
のマルティノンさん,なんとも頼りなげな風貌と口調だけど,実はサルコジ大統領の前妻セ
シリアの”秘蔵っ子”としてエリゼ宮入りした人物。サルコジ自身は彼のことがよっぽどお気
に召さなかったらしく,外国TVクルーの前でマルティノンを罵倒したのは記憶に新しいとこ
ろ。今回の市長選では,かつてサルコジが市長を務めた,フランス屈指の高級住宅街ヌイイ
から出馬という栄誉を授かったのも束の間,内部の反発に合い,とうとう公認候補の座から
引きずり落とされる羽目に。

そんな傷心のマルティノンと入れ替わるように突如メディアの表舞台に現れたのが,サルコ
ジ大統領の次男である,このジャン・サルコジ。マルティノンをさっさと見限った変わり身の早
さはパパゆずり?若干21歳ながらすでに政界への野心満々の彼だけど,テレビカメラの前
でのしゃべり方は,なんとパパコジこと父サルコジの口調をそっくり真似たもの。個人的な見
解だけど,フランス富裕層の閉鎖的な社会を改めて露呈した感のある,今回のヌイイ市長選
騒動や,サルコジ大統領のクローンのような息子が公式なメディアデビューを果たしたタイミ
ングなど,サルコジのさらなる支持率低下は避けられない予感。どちらにせよ,フランスは伝
統的に,政治家に対してつつましやかな”節度”を求めるお国柄。たとえサルコジさんがその
因習を打破したとはいえ,その息子にまでそれが許されるかは別問題。シラクの娘,クロー
ド・シラクが父の影に徹したのは,理由なき事ではなかったのだけど。

で,話は全く飛びますが,Nouvel Obsが傍受したとされる,カーラ・ブルーニとの再婚の
数日前にサルコジが前妻セシリアに送った携帯メールで,今日は終わります。


『 もし君が戻ってきてくれるなら,私はすべてをキャンセルするよ

・・・受信拒否決定~(´・ω・)