* PS(フランス社会党)書記長選目前---カンバデリス的ヴィジョン



PS(フランス社会党)の次期書記長が選出される党大会は今週末。それにしても,PSの骨肉相食む内紛は相変わらず。で,ロワイヤルさん,やっぱり前言撤回で書記長に立候補するそうです。(もう誰も驚かないけれど)今回の記事は,バルビエさんが興味を示したカンバデリスの構想。個人的にはカンバデリス氏は好きじゃないのだけど,ヴァンサン・ペイヨン氏(*社会党EU議員)が優秀でバランスの取れた人物であることには同意。ちなみにペイヨン氏はロワイヤルさんが大統領候補だった時のスポークスマンのひとりで,最近まで彼女の強力なブレーンでしたが,今や次期書記長候補として嘱望され,ロワイヤルさん戦々恐々。窮地に立たされたロワイヤルは,中道右派MoDemとの連立を模索したり,ライバルのオブリ女史やドラノエを懐柔しようとなりふり構わぬ様子。
さて,今回は注釈を本文中以外では付け加えていません。その方が訳をすばやくUPできるので・・・。ご要望がない限り,以後基本的にそのスタンスでいこうかと思います。ラクしてごめんなさい・・・。

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"PS: la vision Camba" 2008/11/10 | par Christophe Barbier |
   【PS : カンバ的ヴィジョン】 | レクスプレス紙  | クリストフ・バルビエ著 |

   (*)は訳者による注釈


ジャン=クリストフ・カンバデリス氏が思い描く,社会党(PS)の取るべき近代的再構築ヴィジョンはこうだ。
---まず,稼動可能なチーム,すなわち,与党政府の各分野に対抗できるシャドウ・キャビネット(影の内閣)の役割を果たすチームが必要である。チームは,まだ無名の若手とベテランの著名人らで構成する---。

確かに,(最大)野党として与党の政策の検討に当たっている現在の社会党国家書記らは,ほぼ全員無名,または議員以外の活動で知られている人物達だ。“Primus inter pares”(*プリムス・インテル・パレス= 同輩者の中で最も優れた者)が,社会党第一書記としてこのチームを率いることになるわけだが,“カンバ“(*カンバデリス氏)によれば,ヴァンサン・ペイヨン氏こそが,その役割にふさわしい人物だという。このシャドウ・キャビネット構想自体は2007年度に国会議員らによって発足したが,当時は説得力に欠けていた。

さて,次の段階は組織レベルで党を統率し,盛り上げることである。ベテランの党幹部が党内外における将来的綱領と環境を準備するのだ。そして最後の仕上げが大統領候補を作りあげることだが,セゴレーヌ・ロワイヤルは,フランソワ・オランド(*現社会党第一書記),ベルトラン・ドラノエ(*パリ市長),ドミニク・ストロス=カン(*元財務大臣,現IMFトップ)らと同様,依然としてカオスから抜け出せないでいる。

そこでカンバデリス氏によれば,マルティーヌ・オブリ女史(*元雇用・社会連帯大臣,現リール市長)こそが,与党政府に最前線で立ち向かう実戦チームの中で最も適任だという。なるほど,巧妙な戦略だ。(社会党議員の)苦戦が予想されるEU議員選挙と地方選挙で,オランド第一書記がショックに打ちのめされるであろう間に,オブリ女史は党トップの座を全力で奪い取りに来るだろう。しかるに,その他の大統領候補たちは,自分たちの小さな“仲良しクラブ”の中に篭もって,現実からどんどん剥離しているようである。

2 Comments

EXLIBRIS  

正直なところ、MoDemいったらええんちゃう?と思っている
人多いと思います<ロワイヤル氏
でもそれでいいのかどうか…

2008/11/19 (Wed) 08:45 | EDIT | REPLY |   

bébépiupiu*  

i-77 to : EXLIBRISさん

> MoDemいったらええんちゃう?

それは妙案です~(笑)

ロワイヤルさんは,PSの中ではもともと右寄りの考え方ですし,
MoDemとの連携も諦め切れないようですものね。

ちなみに,彼女のPSMoDem連携案のおかげで
バイルさんに対するメディアの注目度が再びアップしたとか。
彼にとっては,”たなぼた”効果でしょうか?

2008/12/23 (Tue) 23:49 | EDIT | REPLY |   

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