【VOYAGE Vol.27】 森の中のババール

photo © bébépiupiu*/ fin novembre 2008
Un chien noir devant l'entree

シノンからの帰り道、
県道から外れ、道なき道を進み、
真っ暗な森の中で、車のライトに浮かびあがった広大な倉庫。

ここは、巨大なブロカントです。

アンティークの家具やシャンデリアから、
刺繍のイニシャル入りのリネン類、ガラクタまで。
近郊の街から、アンティーク専門店もここに仕入れに来るのだそうです。

けれど、暖房がない倉庫なので、
震えるほど寒く、アンティークを眺めるどころではなく・・・。
そんな中、ふと足元を見ると、
ひっそりと、ババールがお行儀よくいすに座っていました。

しんしんと冷える薄暗い倉庫の中で
幼いご主人を思っているようで、
なんだがさみしそうにみえました。

あれから1年経った今、
まだあの場所でご主人さまを待っているのか、
それとも誰かに引き取られたのか、
今でもふと思い出されます。

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