【リベラシオン紙社説】 イスラエルは国際社会のルールに従うべきである


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"Règles" Par FRANÇOIS SERGENT (原文)
2010/06/01 | Éditorial | Libération |
「 ルール 」 フランソワ・セルジャン著 | リベラシオン紙  | 社説 | (*)は訳者による注釈  

ガザ海岸沖におけるイスラエルの軍事作戦は、決して正当化できるものではない。イスラエル政府の釈明は嘆かわしいものだ。人道援助活動家たちは---好意的な者もいれば、そうでない者もいるが---、イスラエルに対するいかなる脅威も形成していない。イスラエル政府は今回の出来事を説明し、あるいは謝罪するどころか、嘘をついた。中東の周辺地域で最強の軍事力を有するイスラエルが、公海を航海する船舶の臨検のために、最も野蛮で最も盲目的な手段しか行使できないというのか。イスラエルはまたしても、自国が国際法に優越にする存在であると考え、今回は民間人がその犠牲となった。

イスラエル政府はトルコ系活動家たちが不正行為を行ったと非難しているが、それでは今回、人道援助船団が突破しようとしたガザ港のイスラエルによる閉鎖行為は、国際社会全体にとって違法ではないか。ガザにおける核問題あるいはヨルダン川西岸地区問題に関して、イスラエル国家は常に治安維持という名目のもとに、国際法の掟に従うことを拒否してきた。ならば、多くの国とイスラエルを快く思っていない者たちがユダヤ人国家の合法性を否定し、また、紛争状態にある他のいかなる国もこのような不名誉をこうむってはいないという論拠も許されるだろう。だが、イスラエルが国際社会の一員でありたいと欲するならば、そのルールを尊重すべきだ。国際社会は必要とあらばそのルールをイスラエルに強制し、場合によっては制裁を課さねばならないだろう。

イスラエルはもはや、アメリカを筆頭とする西欧によって受容され、アラブ・イスラム圏で行使してきた免責特権の恩恵を受け続けるべきではない。当該事件は、中立機関によって調査されるべきであり、イスラエルはその結論を受け容れなければならない。しかしすでにイスラエルには、ガザ紛争を精査した「ゴールドストーン・レポート」をはね付けた前例がある。

イスラエル国家の安全は軍事力の実力行使によってではなく、すべての国に課せられた国際義務を遵守することによって守られるべきものである。イスラエル国家は、他のあらゆる国家と同等でなければならない。(終) 
( 拙訳 : 管理人 )
 

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