*フランスの国会質疑はエレガントである。(かもしれない)

                         
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さくさく2回目。
さて,フランスの国会質疑は日本と違って,言葉遣いやボキャブラリーがエレガントだと,秘かに思っている管理人です。5月2日,France2の夜のニュースで,国会におけるクリアストリーム事件 の質疑応答が報道されたので,ご紹介。

この事件で,政敵サルコジを排除しようとした,と非難が集中しているド・ヴィルパン首相 に対し,ここぞとばかりに野党・社会党が集中砲火を浴びせています。その激しい攻防戦の中継の様子は,
France2のおなじみニュースキャスター,ピュジャダスのこの一言で始まります。
『最大の防御は,攻撃である』 *以下,国会中継より抜粋。

*ドミニク・ド・ヴィルパン(首相)
『わたしは,ここ数日の誹謗中傷,愚かな嘘の犠牲者となった。これらの陰謀に,わたしは深くショックを受け,傷いた。ものには限度というものがあります。だが,何物もわたしの首相としての,フランス国民への奉仕を妨げることは出来ないでしょう。』

*フランソワ・オランド(社会党党首)
『策略,裏工作,疑惑,復讐!すべてが揃った。なんというイメージ!なんというイメージをフランスに与えたのだ。なんという権威(の失墜)。あなたのせいで,国家はここまで貶められてしまった。この事態の責任をどのようにして取るおつもりか?』

*ド・ヴィルパン
『ムッシュー・オランド,あなたは我を忘れたのか?冷静さを失ったのか?それとも,経験のなさが成せる技だろうか?あなたはあえて思い違いをしようとしている。付和雷同しても,何にもなりはしない。』


窮地に陥ったド・ヴィルパンだけど,あいかわらずの(笑)『ヴィルパン節』で対応しています。対して,いつもは冴えないオランド社会党党首も,この絶好のチャンスを逃す手はない!・・・とばかりに,攻撃の手をゆるめません。ただ,彼が気を付けなくちゃいけないのは,ド・ヴィルパンの個人攻撃に終始すると,彼の最大のライバルであるサルコジ内相が漁夫の利を得てしまう,ということ。与党(UMP)全体に打撃を与えなければ,野党である社会党の2007年大統領選での勝利はあり得ないのだから・・・。オランド党首の奥さまも出馬することだし,ね?

4 Comments

ちぇぶ  

日本の国会中継をたまに見ますけど、冴えないなぁと思うことがしばしば。結局批判し合いでどうしたいの???って。。。

フランスも似たような感じ???と読んで思いました^^;
でもたしかにエレガントさを感じてしまいます。
それはフランス語のなせる業でしょうか???

2006/05/08 (Mon) 00:38 | EDIT | REPLY |   

yaco  

こんばんは。
ニュースでサルコジが首相に?!
みたいな事を見ました。
↑こういう攻防があったのですね。
(無知なもので・・・)
本当、なんだか攻撃もエレガント?!確かに、、、。
日本人の政治家は堅苦しい言葉が多いので、
叙情的な言葉には縁遠いですよね。。。

2006/05/08 (Mon) 21:35 | EDIT | REPLY |   

ベベピウピウ  

i-275 to: ちぇぶさん

ほんと,国会って,日本もフランスも似たり寄ったりですよね~(笑)。

フランスの国会でも,ヤジはガンガン飛んでますしi-229
でも,言葉遣いだけはやたら美しくて,
それがフランスの国会議員としての誇りなのか,なんなのか,
まったくナゾです・・・。

やっぱり議員さんには,
多少なりとも(?)エレガントさを持ち合わせてほしいですよね☆

2006/05/09 (Tue) 00:00 | EDIT | REPLY |   

ベベピウピウ  

i-274 to: yacoさん

yacoさん,情報早いですね~i-221
サルコジが首相に!?・・・という事態に
フランスも固唾をのんで行方を見守っているようです。

フランスの国会での発言は,確かに
日本と比べると,表現が豊かでアカデミックな気がします。
ド・ヴィルパンさんは,もともと『詩人』と言われるほどのヒトなので,
詩的な表現を好んで使っているみたいですねi-236

2006/05/09 (Tue) 00:10 | EDIT | REPLY |   

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